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お役立ちコラム

高齢になったら肺炎に気をつけよう

呼吸器内科

 中高年の死因の1位は癌、2位は心疾患、3位は脳卒中です。これらの疾患は総じて栄養過多が原因となります。癌も体内で余った有害物質(活性酸素など)が癌細胞を発生させ、数年かけて癌として発症するのです。特に最近、日本人に多い大腸癌、乳癌、前立腺癌などはメタボとの関係が報告されています。心疾患も主体は心筋梗塞で、動脈硬化が原因です。75歳くらいまでは栄養過多に気をつけましょう。
 ところが80歳を越えた頃からは肺炎が死因として急増してきます。肺炎はそれまでの疾患が栄養過多で起こったのとは異なり、むしろ栄養失調により発症しやすくなります。それまで栄養の取りすぎに注意してきたのに今度は栄養を取るよう心がける必要が出てくるのです。特に蛋白質を意識的に取りましょう。

 

 高齢者の肺炎の原因としては、免疫力や抵抗力の低下が考えられます。これによって、細菌やウイルスが体内で増えやすくなり、肺炎を起こします。また、加齢に伴い、身体機能が低下し、飲み込む力が弱くなり、夜間眠っている間に誤嚥し、肺炎を起こすことがあります。

 

 免疫力を高めるためには栄養をしっかり摂ること以外に体力をつけることが大切で、肺炎を防ぐには6000~7000歩/日の散歩がいいといわれています。体を動かすことで寝たきりを予防することが肺炎にならない第一歩です。
 また、口の中をきれいにすることも心がけましょう。マウスケアをしっかりして、口腔内の雑菌をなくしましょう。肺炎予防の注射(肺炎球菌予防ワクチン)も効果があるといわれています。

 

 若い頃は肺炎で命を落とすことはありませんが、高齢になったら肺炎が第一の敵と考えて下さい。

 

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