動脈硬化という敵を知る
腹部エコーなどで内臓脂肪型の肥満、すなわちメタボが分かったら、次に行うべきものは、動脈硬化の評価です。動脈硬化はなんといっても加齢が一番の危険因子ですから、50歳くらいまではメタボがあっても動脈硬化はそれほど進みません。しかし、50歳すぎからメタボがあるかないかで、動脈硬化の進行は大きく違ってき
健康とウェルネスについての最新の洞察と情報を提供するクリニックテルミナのエキスパートによるコラム。ここで、日々の生活を改善するためのヒントやアドバイスを得ることができます。
腹部エコーなどで内臓脂肪型の肥満、すなわちメタボが分かったら、次に行うべきものは、動脈硬化の評価です。動脈硬化はなんといっても加齢が一番の危険因子ですから、50歳くらいまではメタボがあっても動脈硬化はそれほど進みません。しかし、50歳すぎからメタボがあるかないかで、動脈硬化の進行は大きく違ってき
認知症の6~7割を占めるアルツハイマー病の元は、発症する20年前から脳内で始まります。アミロイドという異常物質が溜まっていくのです。従ってアルツハイマー病予防の第一は、アミロイドを脳内に溜めないことです。中年期(45~64歳)からアミロイドに備えるべきです。アミロイドがどこで生ま
20歳頃から脳の神経細胞は減っていくといわれます。しかしそれに比例して認知機能が低下していくわけではありません。各々の神経細胞は情報をやり取りして認知機能を保ちます。神経細胞が情報をやり取りする際の出入り口にあたるのが、シナプスです。出入り口(シナプス)からどんどん情報が出し入れされれば、認知機
中高年の死因の1位は癌、2位は心疾患、3位は脳卒中です。これらの疾患は総じて栄養過多が原因となります。癌も体内で余った有害物質(活性酸素など)が癌細胞を発生させ、数年かけて癌として発症するのです。特に最近、日本人に多い大腸癌、乳癌、前立腺癌などはメタボとの関係が報告されています。心疾患も主体は心
世界の糖尿病人口は、爆発的に増え続けています。日本では糖尿病予備軍も合わせると、2000万人に達します。糖尿病が何故急増しているのでしょうか。それは食べ過ぎ、運動不足という生活習慣の乱れによって、内臓周囲に脂肪が溜まる「内臓脂肪型肥満」(すなわちメタボ)の人が増えたことと関係して
前立腺肥大症とは、男性の膀胱に隣接して尿道を取り巻いている前立腺という臓器が大きくなり、尿道が狭くなることによって、排尿に関わる色々な症状をきたす病気です。 前立腺肥大症の方は50歳から特に増えていき、50歳代男性の30%、60歳代男性の60%、70歳代男性の80%、80歳代男性の90%にみられ
現代病の多くはメタボリック症候群(メタボ)によって起こります。メタボとは過食の割に運動不足のために栄養過多になってしまい、余った栄養分が体内で悪さをすることです。余った栄養分として代表的なのが内臓脂肪で、内臓脂肪は動脈硬化を引き起こします。内臓脂肪から高血圧、糖尿病、脂質異常症を起こすホルモンが