お役立ちコラム
自律神経失調は内科の病気でもある
内科
神経内科
「自律神経失調症」を精神の病気と考えている人が多いようです。もともと自律神経失調症は精神科の病気として扱われてきました。ストレスがあり、動悸がする、ふらつく、疲れる、頭痛がするなどの身体症状があれば、「おそらく自律神経失調症だろう」と診断されてしまいがちなのです。果たしてこれらの患者さんがすべて本当に自律神経失調なのでしょうか?
そもそもストレスがあり緊張すると、心臓がドキドキしたり、筋肉が固まってふらついたり肩こりから頭痛を起こすようなことはよくあります。自律神経が悪くなくても起こりうる症状なのです。患者さんも「自律神経失調症」と言われると、何となく納得してしまう節があります。しかし実際に自律神経がやられているかどうかで、治療方針は大きく変わります。
自律神経は内臓を動かす神経です。ということは、自律神経が失調すると内臓に障害が起こる危険も出てきます。ただ単にストレスだけで自律神経が大丈夫なら、心のケアのみで回復するでしょう。しかし自律神経までやられていたら、内臓のケアまで行わなければなりません。これは内科の仕事といえます。「自律神経失調症」という状態は"内臓病の手前"と自覚しなければならないのです。自律神経失調症の症状は「内臓疲労症状」であり、心疾患、脳卒中、癌などの内臓病につながりかねません。このように我々は(医者も含めて)、自律神経失調をはっきり理解していないのではないかと考えます。
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