お役立ちコラム
ふらつくのは胴体のインナーマッスルが硬いから
神経内科
もの忘れ外来
高齢者はよくフラツキを訴えます。フラツキの原因は一つではないと思います。脳動脈硬化による脳貧血、内耳(三半規管)の老化による平衡感覚の低下、姿勢の悪化などフラツキの原因は多様といえます。
そこで忘れていけないのが胴体の筋肉(体幹筋)の老化です。体幹筋を大きく前と後ろに分けると、前は腹筋と胸筋、後ろは臀筋と背筋です。そして筋肉の中でも姿勢を保つインナーマッスル(赤筋)に注目すべきです。腹筋のインナーマッスルとして腹横筋、胸筋は小胸筋、臀筋は小臀筋、梨状筋、背筋は脊柱起立筋、多裂筋、大腰筋、腰方形筋などがこれにあたります。
これらの体幹筋のインナーマッスルは姿勢を保つのに不可欠な筋肉です。これらが老化したら、脳や内耳がしっかりしていてもふらつくことになります。土台がグラグラすれば頭もフラフラするはずです。インナーマッスルは、拘縮(硬くなり縮んでいく)の傾向にあります。従って、フラツキの多い高齢者は体幹筋のストレッチがとても大切です。これらを一度に鍛えようとするなら、ラジオ体操がお勧めです。
ラジオ体操に加えて、筋力強化も合わせて行うと、さらに転びにくくなります。体幹筋のインナーマッスルで姿勢を整えますが、倒れそうになった時は瞬間的に体を立て直す必要があります。それには胴体から足の筋肉のアウターマッスルも鍛えておく必要があります。
ふらついて転倒・骨折でもしたら、貴重な老後が台無しになります。年を取れば取るほど筋トレは大切です.
関連したお役立ちコラム
-
認知症は40代からはじまる?
神経内科
もの忘れ外来
-
筋肉を増やすためには栄養も大切
内分泌内科
神経内科
-
起立性調節障害(OD)と筋肉の関係
神経内科
-
近年増えている起立性調節障害(OD)
神経内科
-
40歳以上の男性は風しん抗体検査・ワクチン接種を受けましょう
内分泌内科
神経内科
呼吸器内科
-
これからは予防医療!!!
内分泌内科
泌尿器科
神経内科
もの忘れ外来
呼吸器内科
-
訪問診療だからできることがたくさんあります!
内分泌内科
泌尿器科
神経内科
もの忘れ外来
呼吸器内科
-
このようなお悩みや負担を抱え込んでいませんか?
内分泌内科
泌尿器科
神経内科
もの忘れ外来
呼吸器内科
-
・。*2021年1月、訪問診療はじめます*。・
内分泌内科
泌尿器科
神経内科
もの忘れ外来
呼吸器内科
-
認知症は治療より予防?
神経内科
もの忘れ外来
-
認知症予防は国家プロジェクト
神経内科
もの忘れ外来
-
社会人の過労死と自律神経失調症
神経内科
-
子供を不登校にする起立性調節障害(OD)
神経内科
-
自律神経失調は内科の病気でもある
神経内科
-
姿勢・歩容(歩く姿)を意識して
内分泌内科
神経内科
もの忘れ外来
呼吸器内科
-
afterコロナ ~目指せ貯筋!!~
内分泌内科
神経内科
もの忘れ外来
呼吸器内科
-
コロナにならないために!!!
内分泌内科
泌尿器科
神経内科
もの忘れ外来
呼吸器内科
-
フレイルの診断基準は?フレイルになるとどうなる?
神経内科
もの忘れ外来
-
脳のフレイルになる前に「もの忘れ検診」を!!
内分泌内科
神経内科
-
メタボとわかったらどうする?
神経内科
-
1月より名古屋市「もの忘れ検診」開始
内分泌内科
神経内科
もの忘れ外来
-
潮目を読んで健康長寿を目指そう!
神経内科
もの忘れ外来
-
筋肉は加齢とともに減っていく
神経内科
-
ふらつくのは胴体のインナーマッスルが硬いから
神経内科
もの忘れ外来
-
自律神経失調症は食べて治そう!
神経内科
-
自律神経失調の新しい治療法~ペイン&リリース療法(PRT)~
神経内科
-
自律神経の修復には「メリハリ」
神経内科
-
不登校の原因に起立性調節障害が隠れている⁉
神経内科
-
動脈硬化という敵を知る
神経内科
-
自律神経失調症を正しく理解しよう
神経内科
-
中年期にはアミロイドを減らすメタボトレーニング
神経内科
もの忘れ外来
-
神経ホルモンの減少が認知症を起こす
もの忘れ外来
-
メタボとは?
内分泌内科
神経内科