お役立ちコラム
筋肉は加齢とともに減っていく
神経内科
代謝は加齢とともに減っていきます。体内に取り入れた栄養分を燃やすのが代謝です。若い頃より食べる量は少ないのに中年太りするのは、代謝が低下しているからです。代謝できず余った栄養分は大抵は脂肪として蓄えられます。だから太るのです。
代謝の場の代表が筋肉です。加齢とともに筋肉は減っていくので代謝も低下していきます。筋肉が減り、脂肪を燃やせなくなると、体重に占める脂肪の割合(体脂肪率)は逆に少しずつ増えていきます。
筋肉が減ると脂肪が増える。脂肪が増えると・・・?
老化と共に筋肉が減っていくことにより、色々な病気が襲って来ます。そのキーポイントが内臓脂肪の増加です。
筋肉で糖質が燃え、残ると脂肪が増えると述べましたが、脂肪がすべて悪いわけではありません。脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があります。皮下脂肪は内臓を保護する働きがあり、"良い脂肪"といえますが、内臓脂肪は"悪い脂肪"です。内臓脂肪は色々と悪いホルモンを分泌して動脈硬化ばかりか、癌や認知症なども引き起こします。概して女性より男性に内臓脂肪が多く、男性のほうが10年近く平均寿命が短い原因の一つといえます。内臓脂肪は腐りやすいから、病気を起こしやすいのです。
老化とともに皮下脂肪の割合は減り、内臓脂肪の割合は増えると考えられています。女性は始めのうちは皮下脂肪が多くても、更年期を過ぎて女性ホルモンが分泌されなくなると、皮下脂肪が内臓脂肪に変わっていってしまいます。女性は男性より約10年遅れて動脈硬化が始まります。真っ先に燃やさなければならない脂肪が、内臓脂肪です。内臓脂肪は腐りやすいからです。その代わり、皮下脂肪より内臓脂肪のほうが燃やしやすいのです。若いうちは、内臓脂肪が生まれても、燃やしやすい内臓脂肪から燃やされます。ところが代謝が低下していくと、内臓脂肪も余っていきます。その結果、中年期を過ぎると色々な成人病が発症することになります。これがメタボリック症候群の正体です。
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