お役立ちコラム
認知症は治療より予防?
神経内科
もの忘れ外来
もの忘れ検診や神経内科を受診し、認知症(主にアルツハイマー病)が診断されたら、早く治療を始めなければなりません。認知症では早期診断、早期治療が大切です。
そこで困るのは、アルツハイマー病に根本治療がないという点です。 アミロイドを抑える研究は失敗の連続でした。アルツハイマー病だけでなく、レビー小体型認知症や前頭側頭型変性症なども、やはり根本治療がないのが現状です。言葉は悪いですが、これらの疾患は“腐り病”であり、ミカン箱の中のミカンの一つが腐ると、その周りから腐っていくのと同じように、腐っていくことを止められないのです。
アミロイドを退治したり、アミロイドから神経細胞を守る薬はないのです。現在のアルツハイマー病治療薬は、神経細胞が減ることで足りなくなった神経ホルモンを補充しているだけです。戦争に例えるなら、敵に領土内へ攻めこまれた敗戦濃厚な局面で、少ない兵隊に弾薬を供給しているようなものです。
そのような背景から、アルツハイマー病は治療より予防に力点を置くべきで、それも出来るだけ早期に始めることが大切です。敵(アミロイド)に攻め込まれていないうちが勝負です。
アルツハイマー病が発症する20年前から“認知症の道”が始まっているということを認識して下さい。余って(アミロイドが)、腐って(神経細胞が)、減って(神経ホルモンが)、アルツハイマー病が発症するのですから、どこまでが予防で、どこからが治療かははっきりしません。医学の進歩とともに、アルツハイマー病が発症するもっと以前に目が向けられるようになってきています。認知症(アルツハイマー病)においては、治療と予防は混然一体であると思います。
関連したお役立ちコラム
-
認知症は40代からはじまる?
神経内科
もの忘れ外来
-
筋肉を増やすためには栄養も大切
内分泌内科
神経内科
-
起立性調節障害(OD)と筋肉の関係
神経内科
-
近年増えている起立性調節障害(OD)
神経内科
-
40歳以上の男性は風しん抗体検査・ワクチン接種を受けましょう
内分泌内科
神経内科
呼吸器内科
-
これからは予防医療!!!
内分泌内科
泌尿器科
神経内科
もの忘れ外来
呼吸器内科
-
訪問診療だからできることがたくさんあります!
内分泌内科
泌尿器科
神経内科
もの忘れ外来
呼吸器内科
-
このようなお悩みや負担を抱え込んでいませんか?
内分泌内科
泌尿器科
神経内科
もの忘れ外来
呼吸器内科
-
・。*2021年1月、訪問診療はじめます*。・
内分泌内科
泌尿器科
神経内科
もの忘れ外来
呼吸器内科
-
認知症は治療より予防?
神経内科
もの忘れ外来
-
認知症予防は国家プロジェクト
神経内科
もの忘れ外来
-
社会人の過労死と自律神経失調症
神経内科
-
子供を不登校にする起立性調節障害(OD)
神経内科
-
自律神経失調は内科の病気でもある
神経内科
-
姿勢・歩容(歩く姿)を意識して
内分泌内科
神経内科
もの忘れ外来
呼吸器内科
-
afterコロナ ~目指せ貯筋!!~
内分泌内科
神経内科
もの忘れ外来
呼吸器内科
-
コロナにならないために!!!
内分泌内科
泌尿器科
神経内科
もの忘れ外来
呼吸器内科
-
フレイルの診断基準は?フレイルになるとどうなる?
神経内科
もの忘れ外来
-
脳のフレイルになる前に「もの忘れ検診」を!!
内分泌内科
神経内科
-
メタボとわかったらどうする?
神経内科
-
1月より名古屋市「もの忘れ検診」開始
内分泌内科
神経内科
もの忘れ外来
-
潮目を読んで健康長寿を目指そう!
神経内科
もの忘れ外来
-
筋肉は加齢とともに減っていく
神経内科
-
ふらつくのは胴体のインナーマッスルが硬いから
神経内科
もの忘れ外来
-
自律神経失調症は食べて治そう!
神経内科
-
自律神経失調の新しい治療法~ペイン&リリース療法(PRT)~
神経内科
-
自律神経の修復には「メリハリ」
神経内科
-
不登校の原因に起立性調節障害が隠れている⁉
神経内科
-
動脈硬化という敵を知る
神経内科
-
自律神経失調症を正しく理解しよう
神経内科
-
中年期にはアミロイドを減らすメタボトレーニング
神経内科
もの忘れ外来
-
神経ホルモンの減少が認知症を起こす
もの忘れ外来
-
メタボとは?
内分泌内科
神経内科